世論の逆風もあり(ウソ)、牛歩戦術は中断です。
これまでも何度と無く写真に登場していた、天井の曲がった梁の施工について。
こんな感じのが全部で3本あります。
★材料
樹種: 松 (ただし、アカマツとかトドマツとかの詳細は不明)
入手: 2010年に解体した旧宅の廃材。
雑感: 旧宅は昭和23年(1948年)建立と伝わります。
在住中の共和国(1949年建国)よりも古いのです。
古いのですが、内部に腐敗は無し。表面は良い感じに黒く煤けてました。
残念ながら保管中に色褪せたので、その表面は一皮削りました。
内部の色は新材とほとんど変わりません。
まずは1本目の横梁が取り付いたところ。
両側をボルト×ナット(M12)で固定します。
写真左側にはボルトを通すための穴(2ヶ)が見えるかと思います。
完成後の撮影とはなりますが、角ワッシャーも用いて以下のように固定されます。
右側はちょっと複雑なボルト固定になりました。
当然上からも押さえるのですが、引っ張り方向には下の写真のように踏ん張ります。
写ってるボルトは、建屋外側で「クリカッター」と呼ばれる埋め込み式のナットに接合してます。
「クリカッター」については別の部位で改めて紹介したいと思います。
この後は3本を組み合わせて屋根を支える梁とするのですが、何しろ曲がってます。
まずは、接合部や束を立てる部分に水平面を削り出します。(下の写真)
ケガキ線が見えるのは、これから束を立てるためのホゾ穴を開けるためです。
残念ながら穴が開いたとこの写真は無いのですが、実際に立ったところは以下の通りです。
白い矢印がその束です。
次回:写真では既に縦方向の2本も掛かっていますが、この辺の詳細を補足します。
今回もご覧頂き、ありがとうございました。