全国1,000万の筋交いファンの皆様今晩は。そしてお待たせを致しました。
<序> 筋交いについて。
姫路城や法隆寺ならともかく、通常は柱や梁を太くするのには費用面での限界があります。
そこで、筋交い&金具取り付けが在来工法の安価で効果的な補強方法として広く普及した、と言う訳です。
カッコ良く言うとトラス構造です。
ドゥカティーのフレームや東京タワーの骨格も考え方は同じですが、かつて東京タワーと呼ばれたバイクにはあんまり関係が有りません。
筋交いについては決定的な写真が少なく、色んな撮影時期から寄せ集めてます。
ロフトが再登場するのもそのためです。悪しからず。
上の写真
青い矢印の指す材が筋交いなのですが、1枚目は四隅の柱に建屋の縦方向に踏ん張る筋交いを付け終えたところ。
2枚目の写真は更に横方向に踏ん張る筋交いを付けた様子です。
そして下の写真
シャッターのある正面で踏ん張る筋交い多数です。
下半分は「X」にまでしてあり、一見過剰ですが・・・
狭い所に急角度の筋交いを付けても効果は小さい、それ故の力技です。
この点はシャッターの幅を少し狭くするなどの設計の方が合理的ですが、結果オーライです。
2メートルのワイドなシャッター、プチ贅沢です。
材料と施工
米松 45×90角 長さ4メートル
1本の値段が¥1,500くらいだったと思います。
適切な長さに切り出した後、建屋の現物に合わせて両端を斜めに切ると、プレカットは完了です。
この時、筋交いの中心線と建物側の対角線が一致するよう配置するのが肝です。
プレカットされた筋交いの両端を矢印の示す金具で固定します。
この金具は筋交い専用のもので、ちょっと品揃えの良い大きなホームセンターなら大体置いてあります。 ※色は本来メッキですが、私は茶色のスプレーで塗装しました。
たしか1ヶが¥100とか¥200くらいだったと記憶してます。
毎度ドンブリですいません。
実は着工時点では筋交いの有無は保留していましたが、いざ柱と梁だけ組んでみると案外グラグラすることが分かりました。
前出の外壁下地(構造用合板)だけでも十分補強できるかな?とも思いましたが・・
地震で自宅が倒壊した時はガレージをシェルターとする、との考えです。
もちろん効果はてき面で、施工後はグラつきがピタリと止まりました。
特にシャッター(開口部)の周辺は強度が低かったのですが、これで解決です。