タイトルを若干派手にしてみたけど、中身は引き続き地味です。
いよいよ屋根です。
これだけで暫くネタが繋がります。
屋根の作業については、遡らずに実際の順序に沿って紹介したいと思います。
理由はその方が楽だから、です。
と言うことで、写真は一気に遡って垂木(たるき)が取り付いたところです。
垂木とは写真中に青い矢印で指す斜めの部材で、左右合わせて24本有ります。
それぞれ木ネジで固定してあります。
左端の赤ペンで示すように、この段階では下端の長さが揃っていません。
これは実際に取り付けた後で切り揃えるためで、ここでは大雑把に切ってあれば十分です。
「現物合わせ」にしないと、キレイに揃わないのです。一般的に行われて来た方法で、私の技量のせいじゃないです。
今回はこれを主張すれば終わったも同然ですが、やはり続きも読んで下さい。
屋根の勾配について
5寸勾配と呼ばれる勾配です。
これは1尺(10寸)だけ水平方向に進んだ場合に何寸上がるか?を示すもので、当然数字が大きいほど勾配は急になります。
5寸勾配は斜度で言えば26.6°であり、在来工法ではよくある設定です。
これ以上の急角度にした場合、
「40代会社員、日曜大工の作業中に自作の納屋から転落死」
と言った余り同情を集めない記事が地方紙の隅っこを飾った可能性が有ります。
それだけで無く、一般的な設定にすると材料の無駄(切れ端)が少なくて済みます。
これは在来工法用に売られている材料のカットサイズが、ある程度一般的な設計を考慮するものだからです。逆に言えば、独創的な設計は切れ端が増え易い。
垂木の材料
米松 45mm角 4メートル売り
1本の単価が確か¥700くらい。半分に切って使いますから、12本投入です。
次回、屋根下地兼天井。木材調達では唯一の通販にチャレンジ!!