街を散歩中、目にとまった看板。
「潜水艇熱狗」UBOAT HOT DOG
中国語と英語の併記ですが、要は「潜水艇」という名前のホットドッグ屋さんです。
市内の大学の学生街がみたいなとこに有って、外装も洒落てます。
「熱」の字が簡体字(簡略化された漢字)である以外は日本と同じ文字です。
「狗」は日本では普段あまり使わず、通常「犬」の字を使いますが、「羊頭狗肉」などの慣用句には登場しますね。
ちなみにこれは中国起源の慣用句ですが、中国では「掛羊頭、売狗肉」となります。
近年、成人ビデオのパッケージの人物がCG補正で劇的に綺麗になりましたが、中身の動画ではそうでも無かったりします。
デジタルとCG全盛のこの時代においても、中国古典/故事の普遍性を実感する瞬間です。
本題に戻ります。
hot dog が直訳されて現代中国語では「熱狗」となってる事を帰宅後に辞書で確認しました。
食文化の点からソーセージの材料が気になるところですが、中中辞典で調べる限りは特定の動物の肉を示唆するものでは無く、あくまでも英語からの直訳です。
この話にあんまり深入りするとお叱りを受けそうなので、この辺にしておきます。
それよりも私がこだわりたいのは、潜水艇の英訳は「submarine」だと言うことです。
実際に米英の海軍では潜水艦は「submarine」ですし、ビートルズもそう歌ってました。
「U-boat」も確かに英語ですが、米英でU-boatと言えば、二度の大戦で相対したドイツの潜水艦のことです。
これはドイツ語のU-Boot (Unterseebootの略)から来てます。
省略せず英語に直訳するとunder sea boat となります。
ま、ソーセージの材料以上にどーでも良い話しですが。
どーでも良いついでに、有名な旧西ドイツ映画「Uボート」の原題は「Das Boot」で、ただ「船」と言う意味だけです。※英題は「The Boat」
日本で映画をPRするには必要な邦題だったと思いますが、ビートルズの邦題
「ビートルズがやってくる ヤァ! ヤァ! ヤァ!」 とかはやり過ぎだと思います。
最後に、「Uボート」は観るのに少しエネルギーが必要ですが、良い映画です。
成人ビデオを見るエネルギーがある方には、是非こちらも観るようお勧めしたいです。
どーもすいません。次回はガレージの工事のこと、ちゃんと書きます。