前回の屋根工事では野地板(上)を貼り終えたところでした。
そこからは写真が少ないため、画像はちょっと進みます。
公共工事なら面倒なことになりますが、皆様にはご容赦をお願い致します。
写真では既に防水シートが載っていますが、一旦防水シートのことは忘れて下さい。
以下はシート敷設前の木工&金工部分についての説明です。
青矢印:「破風板」と呼ばれるものです。私のはただの板材ですが、
神社仏閣等では手の込んだ彫刻が施されることが多いです。
黒矢印:「鼻隠し」と呼ばれます。同じく板材です。
垂木の先端を隠すことができますが、取り付けない例も多いです。
神社仏閣等では付けない例が多いようで、綺麗に反った垂木が良く見えます。
しかも垂木の間隔が狭く非常に数が多いので壮観です。
初詣に行ったら、そんな宮大工の超絶技巧にも注目して欲しいです。
ただし足元にはご注意下さい。
赤矢印:水切りです。
通常は鉄製の専用品を付けますが、今回は汎用L字断面のアルミ建材を取り付けました。
反省点を後述します。
次回予告
忘れて頂いていた「防水シート」について。
★材料と費用
破風板: サイズ 1820×90×15 樹種:桧 4本投入
鼻隠し: サイズ 1820×90×12 樹種:桧 6本投入
全部で¥8千くらい。
外観なので、綺麗な材料を奮発してます。
いづれも屋外用ニスで仕上げましたが、1年くらいで塗膜の剥がれが出始めました。
この点は浸み込む防腐剤である「キシラデコール」の方が良かったかもしれません。
近いうちに塗り直します。
水切り:アルミ製、板厚2mm、ブロンズ調アルマイト仕上げ。少々奢り過ぎました。
値段未確認で取り寄せたら、全部で¥1万。
鉄製の専用品は数千円かと思います。
アルマイトの外観は綺麗なのですが、汎用のL字断面なので水切りとしての
機能は鉄製の専用品に劣り、上記の鼻隠しに雨水がかかり易い。
反省点です。