王:李同志。例の内偵調査、進展はどうか?
李:え?例の??
王:某国から我が国に大量のコピー商品が・・
しかも白昼堂々、露店で売られている、との件だよ!
これには我が国コピー業界の存亡がかかっているのだ、李同志。
李:し、失礼しました。
その件ならこの通り、写真も出来ています。
あとは店主を引っ張ってルートごと一網打尽ですよ。
王:な、何じゃぁこりゃー!??
写真が「裏焼き」ではないかっ!
李:同志、裏焼きとは何のことですか?
王:ロゴが反転してるだろ!
印画紙にプリントする時、ネガの裏表を間違えたんじゃないのか?
プロ野球カードで古田が右手にミット構えちゃったりしてるアレだよ!
そりゃもう、見つけたら即ゲット!!
李:同志。印画紙とかネガとか、それ、どこの国の言葉ですか?
とにかく、デジカメのデータをプリンターで印刷しただけです。
今回は写真の細工はしてませんよ、あの時は党上層からの指示でやむなく・・
王:李同志、あまり口が軽いのは為にならんぞ。
では間違いなく、実際にこの様なロゴが付いていたのだな?
李:はい、確かにこの目で。
王:何ってことだ。よりによってあの国が関わっていると言うのか・・
李:同志、一体このスニーカーが何だと言うのですか?
王:無念だが、これは我々の手に負えるような代物ではなかったようだ。
李「・・?」
王:ロシアだよ、このスニーカーは黒竜江を越えてロシアから流れ込んだのだよ!
見ろ、ただパクるので無く、ちょっとトンチの利いたパロディー。
本物も持ってるヤツが合コンでのネタ欲しさに「しゃれで買ったアルヨ!」みたいな。
くっ、何と恐ロシア!
李:それ、どこの国の言葉ですか?
(筆者):ロシア製では無いです。念のため。
До свидания(再見)!