divetakeda’s blog

自作ガレージの製作過程を遡りながら紹介します。 他にも番外編有り。

自作バイクガレージ 遡り日記 #30           始動!材料加工。

 くどいようですが、実家はガラス屋です。

材料のカットと加工編は、そのガラス屋の作業場からお送りします。

 

軸組み工法(在来工法)なので、柱や梁の接合は「ホゾ」を基本とします。

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 写真の通り、凸を凹に差し込む訳です。

写真の凸は横梁で、凸部の長さは30mmです。

これが柱の足元になると、60mmまでの長さにしてあります。

まあ、この辺は気分だけです。長ければエライってことでもないです。

凸はノコギリで切りますが、一つだけ注意点があります。

「必ず縦のノコギリを先に入れる。」 と言うことです。

 

縦のカットであれば、切り過ぎても問題が無いからです。

もしも横を先にして切り過ぎると、凸の首根っこにノコギリが入ってしまい、首が実質的に細くなって強度が低下します。

縦ならいくら切り過ぎてもこれが起こりません。

 図解が無いと分かりにくい話ですが、中学の技術の授業を思い出して下さい。

もっとも私たちの世代は、女子は家庭科、男子は技術科と分けられていましたので、当時女子の皆さんには、思い出す以前の話で申し訳ないです。

※私の地域の公立中学の話です。都会の学校とかは不明。

 現在ならちょっとした炎上ネタですが、昭和の終わり頃のことにて、当時はそれほど疑問にも感じていませんでした。

 弁当男子や日曜大工女子にとっても良い時代になったと思います。

 

 そんなことで、凸側はノコギリだけあれば良いのですが、問題は凹側です。

四角い穴を正確に開ける必要があります。

 ドリルとノミの組み合わせで地道に開ける手もありましたが、時間がかかり過ぎます。

これだと、ガレージが完成する頃にはバイクを降りている可能性もあります。

やっと空母の建造が終わったのに、戦局が守勢に回り艦載機は不要いという事態です。

そこで、

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角ノミ盤と言って、ドリルと四角い刃の働きで、四角い穴を開ける機械です。

中華民国(台湾)製です。

写真の角材は「試し斬り」用ですが、四角い穴をご覧頂けると思います。

 

 中学の時に技術室で使った記憶がありますが、それは高価で本格的な物だったと思います。

これはホームセンターで売っている安価な物です。

と言っても、¥49,800(刃は別売り)したので、かなりの決断でした。

ガレージ以後はほぼ出番が有りませんが、母屋の収納棚を無理して在来工法で作りました。